@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000428, author = {飯田, 恵己子 and 八田, 直美 and IIDA, Emiko and HATTA, Naomi}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {国際交流基金日本語国際センターは、国立国語研究所と共同で、海外向け日本語モジュール教材『ようこそ』の制作にあたっており、制作は1990年度より5か年計画で進められている。本稿では、教材の制作背景と基本方針について述べ、教材の使い方にも触れた。この教材を制作する背景には、日本語学習者の急増によって引き起こされた問題がある。特に初等・中等教育レベルの日本語学習者の、全体に占める割合は高くなっており、(1)中等教育レベルにおける日本語教材の不足、(2)日本語講座の開設、増設に伴う日本語教師の不足や日本語教授経験の少ない教師の研修の問題などが指摘されている。このような問題に対応するための支援の方法として考えられるのが日本語モジュール教材の開発である。モジュールというのは本来「基本単位」という意味であるが、本教材では、ある話題を中心としてまとまりを持つ教材の単位 を表す。この単位を学習者の興味やレベルに応じて選択し、組み替えができる教材は、学習者の多様化に対応するひとつの方策であると考えられる。話題や内容を中心とした本教材は、学習者が活動や課題解決を体験することによって言語学習を進めていくという特色がある。また、学習者が学習に主体的に関わるために、課題の前に自己目標を、課題の後に自己評価を設定した。モジュール教材は視聴覚教材や印刷教材などを含む複合教材である。本教材の特徴は上記のモジュール性、内容中心、活動中心、学習者中心であるが、リソース性も挙げられる。これはモジュール教材を原教材と考え、多様な教育現場に適応すべく、改編・改善することを前提としている教材だからである。日本語教師がこの教材を現場に合うように加工し、使用することによって、学習者の活動を中心とした言語学習を体験することができ、本教材が教師の研修の役割を果 すことが期待される。 教材を制作する立場からは、海外の多様な教育の現状と動向を常に把握しつつ、海外との連携をよくして、現地での改編・加工のための支援をしていかなくてはならない。, 4, KJ00000611666}, pages = {67--84}, title = {海外向けモジュール教材『ようこそ』の制作について}, volume = {2}, year = {1992}, yomi = {イイダ, エミコ and ハッタ, ナオミ} }