@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000437, author = {嶋津, 拓 and 坪山, 由美子 and 簗島, 史江 and SHINAZU, Taku and TSUBOYAMA, Yumiko and YANASHIMA, Fumie}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {日本語国際センターではオーストラリア・クイーンズランド州教育省と協同で、1992年夏の2カ月間、初等中等教育レベルの公立学校に勤務する現職教員を対象に、再養成のための研修を行なった。この研修は同州の全1年間の研修のうち第3学期を日本での6週間の授業と1週間の旅行に当てたもので、「組み込み型協同研修」としてセンター初の試みである。 研修内容は、あくまでも訪日の前後の研修との関連性を重視し、クイーンズランド側との協議を重ね、本研修のためのシラバス(週ごとにトピックを設定してそれに四技能の習得を連動させたもの。研修生の現地教育事情を踏まえている。)を用意した。更に、「日本事情」「課題演習」「個別 指導」などの科目で、実際に教壇に戻った時点での訪日経験の意義を考えた内容を計画した。 研修をふりかえって、このような「組み込み型協同研修」における今後の課題をまとめると、次のような点が挙げられる。まず、研修生集団の共通 項が多いため、研修目的や内容は絞りやすく具体的に設定しやすい反面、研修生の要求も強くなるので、事前にどの程度必要な情報を得られるか、そしてそれをいかに整理し活用できるか、が研修生の達成感を大きく左右する。更に、特定の国の教師養成に関わる際には、センターの既存の教師研修に比べて、よりセンター側(日本側)の立場を明確にする必要に迫られる。特に研修生自身と当該国や派遣元の機関のニーズに齟齬が生じた場合、センターとしてはどう対処すべきか、今後、検討を重ねていく必要がある。 昨今、各国で現地主導の教師養成が進められており、センターがそれらに個別 の協力を求められることも多くなってきた。本稿に述べた今回の研修実施における過程と結果 が、そのような協力方法を模索する一助となれば幸いである。, 4, KJ00000611675}, pages = {61--81}, title = {「組み込み型共同研修」の実施と今後の課題 : 1992年度クイーンズランド州日本語教師研修を振り返って}, volume = {4}, year = {1994}, yomi = {シマヅ, タク and ツボヤマ, ユミコ and ヤナシマ, フミエ} }