@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000453, author = {小坂, 昌子 and KOSAKA, Masako}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {O'Connor(1988)は、アメリカ人学習者のフランス語中間言語(以下、仏中間言語)に現れた自己修正(self repair)をACTFL OPI(Oral Profocoency Interview)のデータを元に分析した。その結果 確認した、学習者の運用力と自己修正の相関関係について次のように発表した。語彙の交換や音声又は語彙の訂正など、発話文の構造上の正確さを求める訂正的修正(corrective repair)は運用力の低い学習者のデータに多く、反対に上級以上の学習者のデータには、挿入や言いよどみといった、談話上の計画的または予測的な修正(anticipatory repair)がより多く見られた。本研究はO'Connor(1988)のモデルと用語に基づいて、アメリカ人の日本語学習者がOPIの際に行った自己修正について、中級グループと上級グループに分けて談話分析を行った。その結果 、1)仏中間言語には見られなかった、語形や助詞に関する修正が日本語の中間言語(以下、日中間言語)では観察された。 2)日中間言語では、語彙を訂正の対象とする訂正的修正と、追加挿入を行なう談話上の予測的修正の二種類の修正が、中級と上級の両グループで数多く観察された。3)そこで、中上級の両グループにおける追加挿入の発現頻度について比較分析を行なったところ、中級グループと比較して上級グループの挿入の頻度は明らかに高くなっており、そこには運用力による差が認められた。本研究は試論であり、限られた数の被験者によるデータだけで最終結果とするものではないが、O'Connor(1988)が述べる二種類の自己修正と外国語運用力の相関関係に関するモデルが日中間言語においても有効であり、日本語の運用力の違いと自己修正について関連性があることを報告する。, 1, KJ00000611691, 研究論文, Research Paper}, pages = {1--16}, title = {自己修正と日本語の運用力の関係について}, volume = {7}, year = {1997}, yomi = {コサカ, マサコ} }