@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000455, author = {藤長, かおる and FUJINAGA, Kaoru}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、筆者が1994年にオーストラリアの中等教育の10年生を対象にして行った「テレビコマーシャル作り」というアクティビティをひとつのケーススタディとして、中等教育におけるアクティビティ中心の教室活動の意義と問題点を考えることである。上記のアクティビティで評価される点としては、1)インプットに用いた生教材が学習者の興味を引き出し、認知面 でより高度な活動に対する学習動機を高めたこと、2)学習者が創造的な活動を通 じて自己表現の手段として生き生きと言語を使用したこと、3)学習者同士の相互作用が活発になり、協力して学習を行ったこと、4)学習者が映像や語彙の持つメッセージに注目し、言葉の役割や使い方に興味を持つようになったこと、が挙げられる。一方、問題点としては、1)システムとしての言語(文型、文法)という観点に欠けていたこと、2)文型定着のための活動が十分に行えなかったこと、3)文化を伝えるものとしてのリソースの選択の視点が不明確であったこと、が挙げられる。現在のオーストラリアの中等教育では、リソースやアクティビティのアイデアが増えてきているとはいえ、コミュニケーション力をバランスよく発展させつつ、子供達の知的・文化的成長を促すアクティビティ中心のコースデザインをすることは容易なことではない。現場の教師は、多様な学習者を前に、外国語学習の到達目標の何にどう焦点を当てどう総合発展させていくかを決定していかなければならないが、そのためにも、教育現場で行われるアクティビティに対する評価と経験の共有化を行なっていかなければならないと考える。, 3, KJ00000611693, 研究ノート, Research Paper}, pages = {35--51}, title = {中等教育におけるアクティビティ中心の教室活動を考える-オーストラリアのセカンダリースクールでの実践報告-}, volume = {7}, year = {1997}, yomi = {フジナガ, カオル} }