@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000462, author = {古川, 嘉子 and FURUKAWA, Yoshiko}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {日本語は英語以外の言語Languages other than English (LOTE)科目の一つとしてオーストラリアの多くの小学校で教えられている。LOTE科目の共通 の目標は言語項目やその背景となる文化的な内容などの統合されたカリキュラムを通 してバランスのとれたコミュニケーション力を獲得することである。そのためには、授業中の教師の日本語発話(ティーチャートーク)は重要な役割を果 たす。豊富で、生徒にとって理解可能なインプットが、様々な言語機能を含んだ文脈の中で提供されたとき、生徒の言語学習は促進されるという。 しかし、シドニー日本語センターの調査によれば、多くの教師は、生徒の日本語運用力を伸ばすためには授業での教師の日本語発話を多くすべきだと認識しているが、実際には時間、教室運営の問題、教師自身の日本語運用力の不足を理由に英語を多く使用して授業をしていることがわかった。そこで教師の効果 的な日本語使用について探るため、実際の授業での教師の日本語発話を分析した。授業ではティーチャートークの背後に、教室活動のルーティン化、生徒の背景知識の利用や選択の自由を与える、視覚補助教材の利用、クラスコントロールの手法などの教授ストラテジーが用いられていた。これらは、授業の中での教師の日本語使用を可能にし、ティーチャートークを生徒にとって理解可能なインプットとしていくためには重要である。今後、教師研修の中で、日本語運用力を伸ばすことを目指すだけでなく、教授ストラテジーに焦点をあてていくことで、授業の中のティーチャートークについての意識を高めていくべきではないかと考える。, 3, KJ00000611700}, pages = {35--52}, title = {オーストラリアの初等教育における非母語話者教師の日本語ティーチャートーク}, volume = {8}, year = {1998}, yomi = {フルカワ, ヨシコ} }