@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000465, author = {横山, 紀子 and 木谷, 直之 and 簗島, 史恵 and YOKOYAMA, Noriko and KITANI, Naoyuki and YANASHIMA, Fumie}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {海外日本語教師短期研修(以下、短期研修)は年3回実施されるが、研修目的やその内容をより明確にするために、今年度よりカリキュラムの統一を図っている。その一環として、各期共通 のプレースメントテストを実施することとし、口頭運用力を測るものとしてACTFL(全米外国語教育協会)のOPI(Oral Proficiency Interview)を、その他の運用力を測るものとして日本語能力試験を用いた。小論では、このテスト結果 の分析を通し、非母語話者日本語教師の運用力の概略、および、口頭運用力と文字・文法などの言語知識やその他の技能の運用力との相関の程度や内容について行った考察を報告した。要点は次の通 りである。(1) OPIの評価と日本語能力試験の結果には緩やかな相関があった。口頭運用力の向上には、相応の文字・語彙・文法・読解能力が不可欠だと思われる。(2) ただし、OPIと日本語能力試験の結果は比例した伸びを示すわけではなく、例えば、OPIの判定としては大きな境界線になっている「Intermediate-High」と「Advanced」との間には能力試験の得点差は僅かしかなく、むしろ得点差は、「Advanced」と「Advanced-High」の間の方に目立った。このようなOPIと能力試験との相関のあり方を見ることから、研修での日本語授業の運営や研修生自身の学習方針の定め方に対し、いくつかの有益な示唆を得た。 (3) 研修生の背景分析の結果、口頭運用力の発達には、滞日歴などの日本語使用の環境が大きな要因になっていることがわかった。また、学習スタイル、学習時のカリキュラムなども影響を与えている可能性があると言える。 短期研修では、原則としてOPIの判定結果に基づいて日本語科目のクラス分けを行っているが、研修生のレベルに合った到達目標の設定を明確にするため、OPIの評価基準に対応した日本語シラバス作成も試みており、その経過も併せて報告した。, 6, KJ00000611703}, pages = {81--94}, title = {非母語話者日本語教師の日本語運用力の分析}, volume = {8}, year = {1998}, yomi = {ヨコヤマ, ノリコ and キタニ, ナオユキ and ヤナシマ, フミエ} }