@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000468, author = {古川, 嘉子 and ジョナック, キャシー and 根岸, 日実子 and FURUKAWA, Yoshiko and JONAK, Catherine and NEGISHI, Himiko}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {シドニー日本語センターが先に行った、オーストラリアの小学校の日本語授業における教師発話(ティーチャートーク)に関する調査(Jonak and Negishi 1997)では、多くの教師が、目標言語によるティーチャートークの重要性を認めながら、実際の授業では量 的に限られた日本語しか使用していないという結果を得た。さらに、彼らは授業が指導不能な状態に陥ることを避けるためしばしば英語を用いるという。シドニー日本語センターは上記調査結果 に加え実際のオーストラリア人教師による授業の文字化資料を分析した結果 に基づき、教師用リソース教材を開発した。本稿では、その開発の背景と内容を報告する。 制作した教材の目的は、教師の授業における日本語使用を促進することである。授業で日本語のティーチャートークを増やすためには以下の要素が必須であろう。(1)授業の中で適切な時を選んで随時日本語を選択して使用していくために、教師自身が、進行中の授業のプロセスや実際場面 での日本語使用を常に意識する。(2)教室活動方法指示のディスコース修正など、適切な教授ストラテジーを用いる。 教材では、(1)に関して、教師の意志決定過程の意識化をはかるためにチェックリストを採用し、また、授業で起こりうる様々な場面 に対応して、日本語でどのように言うか考えるタスクを取り入れた。(2)については、活動指示過程を簡略化するための準備方法を提示した。これらの過程を通 して、教師自身が統合的に日本語使用を増やしていけるようにすることを目指した。 最後に、制作教材の持つ制約とともに、今後の改善の可能性を提起した。, 1, KJ00000611706}, pages = {1--18}, title = {オーストラリアにおける小学校教師用リソース教材の開発 :教室での日本語ティーチャートークをめぐって}, volume = {9}, year = {1999}, yomi = {フルカワ, ヨシコ and ジョナック, キャシー and ネギシ, ヒミコ} }