@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000483, author = {木田, 真理 and 小玉, 安恵 and KIDA, Mari and Kodama, Yasue}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {従来の上級日本語学習者の会話指導は、日本の社会問題を扱うことによって、トピックを抽象度の高いものにし、かつフォーマルな場面における言語活動を扱うことによって、その抽象度の高い語彙や表現力を学習、習得させる方向のものが多い。しかし、日常的な言語活動では、インフォーマルな場面でくだけた表現でかわされる会話も多い。そこで本研究では、総合日本語の授業の中で、クラスメートとの雑談という場面設定で自分の経験談を話すという教室活動を行った。そして指導前の上級日本語学習者のナラティブ能力を調べると共に、自己の経験を語る際に、聞き手をひきつけるために使用される言語的評価装置を3例インプットし、インプットによる学習者のナラティブの変化を分析した。 その結果、滞日経験年数によって、指導前のナラティブ能力や口頭能力全般に差が認められた。滞日経験4年、20年の2つのケーススタディからは、経験談における言語的な評価装置の指導がその使用を促す効果があると思われた。一方、上級の学習者の中でも特に滞日経験が短い学習者(滞在経験1ヶ月以下)には、評価装置のインプット以前の問題として、文法、語用面やインフォーマルな場面でのくだけた会話表現の指導が必要な学習者がいる可能性あることもわかった。, 3, KJ00000611659}, pages = {31--49}, title = {上級日本語学習者の口頭ナラティブ能力の分析 : 雑談の場での経験談の談話指導に向けて}, volume = {11}, year = {2001}, yomi = {キダ, マリ and コダマ, ヤスエ} }