@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000487, author = {吹原, 豊 and FUKIHARA, Yutaka}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {本稿では、異文化間教育の視点から日本語教育を契機とする自他理解の道を探ることを目的としている。そのために5人のベトナム人日本語学習者を対象に、主として面接調査を行った。その結果から以下のことが導き出された。5人に共通するものとして、(1)マクロな社会の変動に個人の生活が影響されていること、(2)全員が来日後カルチャー・ショックを体験していること、(3)異文化接触を体験して自己変容をとげていること、(4)日本での日本語教育および教育環境に不満をもっていること。その他に、何人かに共通していたり、特に関心を引いたりしたものとして、(1)異文化に関連した差別や蔑視について、(2)家族との関係について、などについて理解することが出来た。 次に、調査の結果をライフコースの概念を手がかりにして分析してみたところ、筆者とベトナム人日本語学習者の双方が、社会は違っても共通する課題と歴史の違いからくる別々の課題を抱えていることに気づかされた。さらには、一人一人の学習者がライフコースとどう関わっていくかという点でいろいろな道筋があることもわかった。 インタビューによる相互作用が、学習者と教師の双方に自他理解のきっかけをあたえ、日本語教育が異文化間教育としてもとらえ得ることを実感出来た。, 1, KJ00000675233}, pages = {1--18}, title = {ライフコースとしての日本語学習:ベトナム人日本語学習者の事例}, volume = {12}, year = {2002}, yomi = {フキハラ, ユタカ} }