@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000501, author = {木谷, 直之 and 木山, 登茂子 and 八田, 直美 and 向井, 園子 and 簗島, 史恵 and KITANI, Naoyuki and KIYAMA, Tomoko and HATTA, Naomi and MUKAI, Sonoko and YANASHIMA, Fumie}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {国際交流基金日本語国際センターでは、多様な背景を持つ外国人日本語教師のための短期研修を毎年度3回実施している。本稿の目的は、この短期研修で開発してきた「総合日本語シラバス」を紹介し、その実践例と評価を報告することである。 シラバスはこれまでの授業で行った「話題」「場面」「機能」を組み合わせた教室活動を書き起こす形で作成してきた。その特徴は、次の3点である。(1)4技能を統合している、(2)話題ベースでまとめている、(3)ACTFLの言語運用能力基準に従って「総合的タスク」を配列している。(1)、(2)を選択した理由は、過去の研修生や授業担当講師からの要望と評価に基づいて、研修生の達成感や負担を考慮し、日本文化・日本事情理解の深化と語彙力の増強を図ったためである。(3)に関しては、ACTFLの言語能力観が実際にセンターで行ってきた日本語の授業の考え方と合致したためである。 シラバスは11の話題、7つのレベルから構成されている。研修では、ACTFL-OPIによるプレースメントテストの結果に基づきクラス分けを行い、クラスのレベルや研修スケジュールに応じた話題の選択、配置をして、研修終了時により上位レベルに達することを目標に授業を進めていく。現在までのところ、このシラバスを用いた授業について多くの研修生から「4技能統合型教室活動」「日本文化・日本事情理解」「語彙習得」「教授法観察」の点で肯定的な評価を得ている。また、このシラバス導入について講師からはこれらに加え、客観的な日本語運用能力の自己認識の機会を研修生に与えられた点、学習目標の設定とその共有が講師間で可能になった点などが評価されている。 このシラバスには、研修生が現地で遭遇する場面や機能に結びついたタスクは充分ではない。また、「聞く・話す」活動に比べると、「読む・書く」活動の整備も遅れている。これら2点を中心に、今後もシラバスの充実を図っていきたい。, 3, KJ00000674243}, pages = {29--45}, title = {海外日本語教師短期研修「総合日本語シラバス」の開発について}, volume = {13}, year = {2003}, yomi = {キタニ, ナオユキ and キヤマ, トモコ and ハッタ, ナオミ and ムカイ, ソノコ and ヤナシマ, フミエ} }