@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000503, author = {大隅, 敦子 and 羽太, 園 and 林, 敏夫 and 品川, 直美 and OSUMI, Atsuko and HABUTO, Sono and HAYASHI, Toshio and SHINAGAWA, Naomi}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {平成14年度国際交流基金関西国際センター研究者日本語研修においては、日本語で研究活動を行うという研修の目的を果たすために、「研究活動支援制度」をコースデザインに組み込んだ。この制度は、専門分野の異なる個別学習者ごとに、その分野の専門家(関西地域の大学教授など)に専門的な日本語学習機会の継続的提供を依頼しているもので、学習者は個別に専門家に指導を仰いだり、また専門家のセミに参加したりするなどの活動を行った。  本稿はこの活動において学習者がどのように学んでいるのかを、学習者全体の声を概観したのち、事例2例(H氏、I氏)を取り上げ、時系列に沿って考察した。  H氏は専門家から論文のチェックを受け、助言を得るという過程を経て専門的な言語形式や内容などを摂取していった。またI氏は、おもにゼミに参加することによって、日本での研究発表のモデルを理解したり、レジュメを見て自身の論文に活かしたりするなどの意識的な学習を進めるとともに、自己の不足や向上を細かく評価している。 この制度を利用した学習は、H氏、I氏にとって、(1)研究活動の基盤となる専門的な言語形式や内容を学ぶ場として、また(2)専門の文脈において自身の日本語能力を運用し、評価する場として、さらに(3)専門家から文献、研究者などの紹介を受けて専門的なリソースにアクセスする場として機能した。この制度は円滑に運ぶよう、日本語教員も主に日本語面での支援を行った。のちに学習者は日本語で自立した研究者として活動を行うに至ったが、この制度はその前の準備段階に一定の役割を果たしたと言える。, 5, KJ00000674249}, pages = {65--82}, title = {専門日本語の学習過程:研究活動支援制度を利用した学習を通して}, volume = {13}, year = {2003}, yomi = {オオスミ, アツコ and ハブト, ソノ and ハヤシ, トシオ and シナガワ, ナオミ} }