@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000505, author = {上田, 和子 and UEDA, Kazuko}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {国際交流基金試験課では、海外で日本語能力試験受験を希望する障害者に対し、受験特別措置による対応を行っている。本報告では、それが実施されるに至った背景、経緯、さらに現在の国際交流基金の取り組みについて概観する。 990年代中ごろから国の内外で、障害者の日本語能力試験受験への要望があがりはじめ、それは次第にさまざまな障害者受験者から高まるようになってきた。 そのような動きを受けて、言語テストおよび障害者教育の専門家による受験措置へのアドバイスを得るため、1998年に受験特別措置検討部会が設置された。そこで「受験特別措置ガイドライン」が策定され、以後それにのっとって障害者受験者に対する特別措置が取られている。 具体的な措置は、障害の種類のほか、受験者個人の障害の程度によっても影響があるため、個別のケースごとに日本語教育指導者やケースワーカーからのサポートレターにより情報を得て、専門家の助言のもとに判断している。 その後も障害者受験者数は増加の一途をたどっているが、その背景には日本語能力試験が受験特別措置を実施していることが広く知られるようになったことのほかに、日本語学ぶ障害者が増加しつつあることが考えられる。 今後はどこまで個別に対応できるかが課題である。また、海外で障害者が日本語を学ぶニーズはどこにあるのかについて、試験という分野だけでなく広く日本語教育全体で、学習権という視点にたって考えていくべき問題であると考える。, 7, KJ00000674252}, pages = {99--115}, title = {日本語能力試験における障害者受験特別措置対応の現状と課題}, volume = {13}, year = {2003}, yomi = {ウエダ, カズコ} }