@article{oai:jpf.repo.nii.ac.jp:00000513, author = {押尾, 和美 and 木谷, 直之 and 根津, 誠 and 八田, 直美 and 前田, 綱紀 and OSHIO, Kazumi and KITANI, Naoyuki and NETSU, Makoto and HATTA, Naomi and MAEDA, Tsunaki}, journal = {日本語国際センター紀要, The Japan Foundation Japanese-Language Institute, Urawa Bulletin}, month = {Mar}, note = {国際交流基金日本語国際センター(以下「センター」)の短期教師研修では、外国人日本語教師と近隣の中学校・高等学校の生徒や教師との交流活動を行っている。本稿の目的は、この1年間に行われた事例の分析を通して、交流活動の内容と方法を紹介し、その意義を検証することである。 本稿では、「交流活動」を「異なる文化を持つ他者との相互交渉の直接体験」と捉える。それは、交流活動を外国人教師が中高生や日本人教師と協働する体験を通して発見したり感じたりする場として提供したいと考えているからである。そして、その協働作業をより効果的に進めるために、「参加型学習」と「体験学習」の方法を用いて交流活動を行っている。 本稿で取り上げた4事例を通覧すると、交流参加者が協働作業を通して、(1)互いの違いや共通点に気づき、文化理解を深めたこと、(2)自身が持っていた知識や情報を確認したり修正したりしたこと、(3)交流体験の中で自身を振り返り、新たな課題を発見したことなどが確認され、これらは「参加型学習」と「体験学習」の方法に基づく交流活動が学びの場として効果的に働いていたことを示している。また、外国人教師が持つ教師としての伝達能力は、中高生の自国や異文化に対する理解や気づきを容易にさせ、異なる文化や背景を持つ他者とのコミュニケーションに対する認識の変化をもたらした。日本人教師に対しては、同じ教師として外国人教師が提供する情報や交流活動に参加する姿勢が刺激になった。これらは他の交流活動には見られない特徴だと言えよう。 今後の課題としては、センターの研修参加者に対する「事前準備」と「事後活動」を充実させ、交流活動の改善を図り、参加者の振り返りや気づきを深めること、センターの講師と学校の教師との連携を強め、よりよい交流活動を設計すること、そして、実践を継続し、その蓄積をまとめることなどが挙げられる。, 3, KJ00000676328}, pages = {33--50}, title = {異文化理解を目的とした交流活動のあり方:外国人日本語教師と中高生の協働によって作られる授業}, volume = {14}, year = {2004}, yomi = {オシオ, カズミ and キタニ, ナオユキ and ネズ, マコト and ハッタ, ナオミ and マエダ, ツナキ} }